淋しかった

いつもは一人の帰り道。

 

今日は二人なんだ。

 

「なかなか会えなくてゴメンな。」

 

「忙しいんだから仕方ないよ!」

 

「ありがとな。」

 

そういうと拓郎は抱きしめてキスをしてきた。

 

「寂しかっただろ?」

 

「…うん。」

 

更に強く抱きしめた。

 

今日の拓郎はいつも以上に優しい。

 

拓郎も寂しかったんだろうなぁ。

 

二人はまた歩きだした。

 

「二人で歩くと帰り道があっという間だね!」

 

「そうだな。」

 

多少の違和感を覚えつつ、私は家に帰った。

 

高校生活も今日で終わる。

 

最後の朝になった。

 

私はなぜかまだ家なのに泣いていた。

 

「色々あったなぁ。」

 

出会いと別れ。

 

高校生活を振り返っていた。

 

そんなにたいした生活ではなかったけど、幸せでした。

 

辛く哀しい事もありました。

 

嬉しい事や楽しい事もありました。

 

素敵な仲間に出会えました。

 

愛、沙紀、茉莉、尚。

 

本当の友達に出会えました。

 

かけがえのない3年間でした。

 

これからは新しい生活が始まる。

 

一人で闘うようになるんだね。

 

助けてもらえなくなるんだね。

 

でも、離れたからって何も変わらない。

 

うちらはそんな薄い仲じゃない。

 

寂しくなったら連絡取るし、

 

会いたくなったら会いに行く。

 

一生友達宣言だし!

 

私も頑張るからさ。

 

皆も頑張ってね。

 

いつまでも大好きです(笑)