変わらぬ関係

月日は早いもの。

 

卒業式まで何日かに迫っていた。

 

今日は学校が早く終わり、大親友の茉莉(まり)と帰っていた。

 

茉莉は1年2年の時のクラスメイト。

 

3年だけクラスが違ったけど変わらぬ関係だった。

 

私が友達と喧嘩したのは茉莉が初めて。

 

今なら本当の友達に出会えたと思える。

 

そういえば、茉莉と行きと帰りは一緒なのが日課になっていた。

 

それが3年も続いていたのかと思うと驚きだけどさ。

 

それもあと何日…。

 

そんな気は全くしない。

 

慣れというのは恐いものだ。

 

嫌でも朝になる。

 

「明日が卒業式なんてありえない!」

 

と朝から元気な沙紀。

 

「うにゃ〜仕方ないよ。」

 

寝ぼけながら冷静な愛。

 

今はそんな光景すら愛おしい。
「玲菜たん、何笑ってんだし。」

 

私は気付かないうちに笑っていたらしく沙紀が膨れる。

 

「いや、相変わらず楽しいなと思ってさ。」

 

「うちらはいつまでも変わらないよ。」

 

愛なりの優しさ。

 

もっと楽しんでいれば良かったと後悔しそうだ。

 

嫌だと思ってた学校生活も意外とそうでもなかったみたい。

 

幸せな時間はなくなってから気付く。

 

今更ながらにそう思った。

 

私は後悔ばかりする人生をおくっている。

 

いいと思って行動するけど、やっぱり違うと決めつける。

 

理想が高いのはいつまでも変わらない